こんにちは!MediConnect薬剤師の矢野です!
本日は、大人気シリーズ「ベトナムの市販薬紹介」です!
これまでご紹介してきたお薬についてはこちら↓
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- ベトナムの市販薬紹介 @Ameflu → 風邪薬(総合感冒薬)
- ベトナムの市販薬紹介 @Loperemid 2mg → 下痢止め
- ベトナムの市販薬紹介 @Gimfast new 180 → 抗アレルギー剤
- ベトナムの市販薬紹介 @Leopovidone Gel → 傷薬
- ベトナムの市販薬紹介 @ Efferalgan 500mg → 解熱剤
- ベトナムの市販薬紹介 @ A.T Ibuprofen Syrup → 小児用解熱剤
- ベトナムの市販薬紹介 @ Siro (Syrup) Theralene® → 痒み止め(飲み薬)
- ベトナムの市販薬紹介 @ Crotamiton Stella 10% → 痒み止め(塗り薬
- ベトナムの市販薬紹介 @ Esomeprazol 20mg → 胃薬
- ベトナムの市販薬紹介 @Smecta → 下痢止め(補助薬)
今回は、ベトナムでよく使用されているCledomox 625(クレドモックス625)という薬を紹介します。
この薬は抗生物質のひとつで、自己判断では使えないお薬になります。
ベトナムでは、薬剤師が必要と判断した場合、処方箋がなくても買えてしまうので注意が必要なお薬です。
早速、どんなお薬か見ていきましょう!
この記事でわかること
概要・価格
【Cledomox 625】

ベトナムでは、抗生物質として一般的に使用されている薬です。日本での取り扱いは承認されていません。
1箱に7錠入りが2シート入っています。販売する時は、医師の処方箋通りか薬剤師の判断で必要な量を分けて販売されます。
個人の判断では購入できないため、販売価格は表示されていません。
錠剤で、噛まずに飲み込むお薬です。錠剤の大きさがかなり大きめなので、飲みづらいかもしれません。
有効成分
- ベトナムの薬 → アモキシシリン 500 mg + クラブラン酸 125 mg
- 日本の医療用医薬品 → オーグメンチン(アモキシシリン 250 mg + クラブラン酸 125 mg)
- 日本の市販薬 → なし
Cledomox 625は、ベトナムでは一般的に薬局で買えますが、医師の処方箋通りか薬剤師の判断によって販売される薬のため、個人の判断で購入することはできません。日本において、この商品自体は承認されていないので購入できませんが、同じ成分を含む薬が商品として承認されています。また、日本の市販薬の中で抗生物質を含む飲み薬は販売されていません。
アモキシシリンはペニシリン系抗生物質で、クラブラン酸はβ-ラクタマーゼ阻害剤という抗菌作用(正しくは、細菌が出すペニシリン系抗生物質を壊す酵素 β-ラクタマーゼをブロックする作用)のある成分です。
つまり、クラブラン酸がアモキシシリンの働きを助けるため、この2つの成分が一緒になることで治療に強力な効果を発揮します。
さて、アモキシシリン量を見てみますと、
Cledomox 625 → アモキシシリン 500 mg
オーグメンチン → アモキシシリン 250 mg
日本のお薬は、アモキシシリンが半量となっています。
国際的な基準としては、アモキシシリンへの耐性菌増加の影響を受け、アモキシシリン高用量+クラブラン酸 125 mgが一般的となっています。
アモキシシリンが875 mgや2000 mg(重症)の場合もあるほどです。
日本では、アモキシシリンの従来の使用法にクラブラン酸 125 mgを追加した形で製剤化されたため、日本独自の処方になっています。
使い方と使用上の注意
Cledomox 625について、お薬の説明書である添付文書をみますと、使い方は以下のように書いてあります(要約)。
感受性のある細菌による以下の感染症の治療に適応されます。
- 重症上気道感染症:扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎(通常の抗菌薬で治療しても改善しない場合)。
- 下気道感染症(β-ラクタマーゼ産生 H. influenzae および Branhamella catarrhalis など):慢性気管支炎の急性増悪、市中肺炎。
- 尿路感染症(E. coli、Klebsiella、Enterobacter など):膀胱炎、尿道炎
- 皮膚・軟部組織感染症:せつ(おでき)、膿瘍、創傷感染。
- 骨・関節感染症:骨髄炎。
- 歯科感染症:歯槽膿瘍。
- その他の感染症:感染性流産(感染を伴う子宮内容除去後)、産科感染症、腹腔内感染症。
成人
- 1回1錠を1日3回
小児
- 体重40kg以上:成人と同じ
- 40kg未満:通常は懸濁液製剤を使用
通常
アモキシシリンとして 20〜40 mg/kg/日
3回に分けて服用
治療期間
通常 5~14日
なんかいろいろ難しく書いてありますが、つまり、自己判断での使用は大変危険ということです。
抗生物質には、たくさんの種類のお薬がありますが、それぞれ得意分野(倒せる菌の種類)が違っていて、体の中でどんな菌が悪さをしているのか、それに合わせて最適なものを選ばないと、全く効果がありません。
むしろ、むやみに誤った抗生物質を使ってしまうと、お薬に対して耐性ができてしまい、本当に必要な時に効かなくなってしまいます。
前のが余っているから、他の人が効いたと言ってくれたから、と自己判断で安易に使うことは絶対にしないでください。
また、同様の理由で、自己判断で勝手に飲むのをやめないで、例え治ったように思えたとしても、必ず最後まで飲み切ってください。
使用する際、必ず気をつけたいのが、アレルギーです。アモキシシリンはペニシリン系の抗生物質なので、お薬でアレルギーが出たことがある方は、必ず医師・薬剤師に伝えるようにしてください。
また、副作用として、一点気をつけたいのが下痢です。
クラブラン酸は、腸管を刺激する作用があるため、下痢を引き起こすことがあります。子どもや胃腸が弱い人は注意してください。
この薬は、食事の直前に飲むことが推奨されています。理由は、この胃腸に対する副作用を減らすためです。
飲み忘れた時は、すぐに1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回飛ばしてください。2回分まとめて飲むことは、絶対にしないでください。
おわりに
いかがでしたか?
今回のお薬は、抗生物質の紹介でした。
抗生物質の自己判断での使用・中止は大変危険です。
必ず、医師・薬剤師の指導に従って最後まで飲み切ってください。
ぜひ、参考にして下さいね
MediConnect
薬剤師 矢野
※本記事は、ベトナム在住の日本人の方が、
渡航経験者のインタビューも参考にしてください
*福岡市を拠点に、健康と美容をサポートするドラッグストア「MediConnect」です。皆さまの健康に寄り添い、真心を込めて、お薬、スキンケア化粧品、サプリメントをご自宅までお届けします。お悩みに合わせたご提案も可能ですので、

