こんにちは!MediConnect薬剤師の矢野です!
今回は、ベトナムで薬を買う際に気をつけたいルールをご紹介します。
ベトナムと日本では、薬の取り扱い方に違いがあります。
販売されている薬も違いますし、薬の取り扱いに関する法律も違います。
その違いに注目して、安全に薬を購入するための基本ルールを10個にまとめてご紹介したいと思います。

ホーチミンの薬局の様子
この記事でわかること
ベトナムで薬を買う時の10のルール
1.「一般用医薬品(OTC)= 安全」とは限らない
ベトナムでは、薬剤師の采配でお薬の販売が行われています。医療用と一般用にはっきりとした線引きはなく、薬剤師が「医師の判断なしでは危険」と判断すれば売らないし、「この患者には必要な薬」と判断すれば、強い薬でも売ることができます。
日本と同じように薬局で薬剤師から買ったからと言って、安全な薬ではないと言うことを意識して、薬剤師の説明をよく理解しておく必要があります。
2. 日本より含有量が多い薬がある
これまで、ベトナムの市販薬について、いくつか紹介してきました。日本の薬と同等のものもある中、やはり有効成分の含有量が多い薬もたくさんあります。日本の医療用よりも高濃度・頻回投与となっている場合も見受けられます。
日本の医薬品と同じ感覚で使うと、副作用が出やすくなったり、効果が強すぎて体に負担がかかったりすることがあります。必ず、薬剤師の指示通りに、決められた以上は飲まないようにしてください。
3.薬局は「相談+販売」の場所
基本的にベトナムの薬局は、相談と販売がセットになっています。薬剤師は、患者の相談内容と基本情報から必要な薬を慎重に選びます。患者の状態がわからないと、症状にあった適切な薬を選べないことがあります。
相談内容をあらかじめ翻訳アプリでベトナム語にしておくなど、薬局に行く前に準備していくと良いでしょう。
4. 抗生物質を気軽に使わない
日本では、抗生物質の飲み薬は、医師の処方箋がないと買えません。一方、ベトナムでは、処方箋がなくても買うことができます。
抗生物質は、とてもコントロールが難しい薬なので、使い方を間違えると更なる病気を引き起こす可能性があります。絶対に自己判断で気軽に使ったり、途中でやめたりしないようにしてください。
この抗生物質の取り扱いについては、とても重要なことなので、改めて記事にしたいと思います。
5. 子ども・高齢者の場合は慎重に選ぶ
ベトナムでは、日本の安全基準とは異なる基準で薬が承認されています。ベトナムでは安全と判断されていても、日本人に対して安全かはわからない薬もあります。
ベトナムの市販薬紹介 @ A.T Ibuprofen Syrup → 小児用解熱剤の記事でご紹介したように、日本では禁忌とされている薬が、ベトナムでは一般的に使われていることもあります。子ども・高齢者に使う薬の場合は、慎重に選ぶ必要があります。
6. 症状が改善しない場合、使用をやめる(長期服用しない)
これは、ベトナムの薬でも日本の薬でも一緒です。医師の指示で長く飲む薬の場合もありますが、治らないからと自己判断で同じ薬を飲み続けたり、飲む量を増やしたりしないようにしましょう。
7. 自己判断で、色々な薬を一緒に使わない
あれも良さそう、これも良さそう、頭にはこれ、お腹にはこれ、筋肉痛があるからこれ、痒いからこれも・・・とあれもこれもと自己判断で色々なお薬をいっそに飲んではいけません。違う名前の薬だとしても、うっかり作用が同じ薬を飲んでしまうこともあります。
もし、飲んでいる薬があるのなら、必ず事前に薬剤師に伝えてください。関係ないと思っても、サプリメントや飲み物の成分でも作用が変わってくるお薬があります。
8. 不安を感じたら、医療機関を受診する
この薬でいいのかな?本当にこのままでいいのかな?対応はあっているんだろうか?と不安になるならば、病院に行った方がいいということです。
自己判断で見てみぬふりはせず、医療機関を受診しましょう。「大丈夫です」という確信をもらいにいくだけでもいいという気持ちで。
9. 日本に持ち帰らない・人にあげない
ベトナムので買った薬が、日本で承認されているとは限りません。日本に持ち込んではいけない、違法薬物の可能性もあります。
また、効いたからと、どんな作用かわからないまま譲渡して使ってしまうと大変危険です。日本には、そのお薬に関するデータがない場合もあります。そうなると、対応・処置・判断ができない可能性もあります。
海外のお薬を日本国内で使うことは避け、人には絶対にあげないでください。
10. 「わかりません」とはっきり言う
3. でも申し上げましたが、ベトナムの薬剤師は、相談内容と患者情報をもとに適切な薬を選んでくれます。ですが、その中には効果がとても強いものや、日本の基準には一致しないものも含まれます。薬剤師が言っていること、なんの薬なのか、どうやって飲むのか、どういうリスクがあるのかなど、「わからない」と思ったらはっきりと伝えましょう。
よくわからないまま飲んでしまうのが1番怖いです。なんの薬だったかわからなくなってしまった場合も、使用は控えてください。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、ベトナムで薬を買うときの10のルールについてご紹介しました。
ぜひ、参考にして下さい
MediConnect
薬剤師 矢野
大人気シリーズ「ベトナムの市販薬紹介」もcheck!!
これまでご紹介してきたお薬についてはこちら↓
- ベトナムの市販薬紹介 @Ameflu → 風邪薬(総合感冒薬)
- ベトナムの市販薬紹介 @Loperemid 2mg → 下痢止め
- ベトナムの市販薬紹介 @Gimfast new 180 → 抗アレルギー剤
- ベトナムの市販薬紹介 @Leopovidone Gel → 傷薬
- ベトナムの市販薬紹介 @ Efferalgan 500mg → 解熱剤
- ベトナムの市販薬紹介 @ A.T Ibuprofen Syrup → 小児用解熱剤
- ベトナムの市販薬紹介 @ Siro (Syrup) Theralene® → 痒み止め(飲み薬)
- ベトナムの市販薬紹介 @ Crotamiton Stella 10% → 痒み止め(塗り薬)
- ベトナムの市販薬紹介 @ Esomeprazol 20mg → 胃薬
- ベトナムの市販薬紹介 @ Smecta → 胃腸薬(下痢)
渡航経験者のインタビューも参考にしてください
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